修学旅行の「民泊」人気上昇中 −3
 1.「薩摩半島自然学校」の現状
 
  現在、各地区の中学校・高等学校の修学旅行のシーズンとなってい
  ますが、農林漁業体験&民泊の「南薩自然学校」として2004年
  にご宿泊1校と日帰り1校の受入を始めて以来、年々、お問い合わ
  せ、ご予約が増え続け、今年で7年目を迎えております。

  04年受入地区は旧加世田市、枕崎市、笠沙町、大浦町、金峰町、
  坊津町、吹上町、知覧町2市、6町8地区で、受入家庭約90軒か
  らスタートしました。

  現在では
  南さつま市(旧加世田市・金峰町・坊津町・笠沙町・大浦町)、
  南九州市 (知覧町、川辺町)、
  枕崎市、
  日置市(吹上町・伊集院町・日置町・東市来町)、 
  薩摩川内市(東郷町・樋脇町・入来町・川内・祁答院町(
けどういん)
  鹿児島市(喜入町、下田町、桜島町)、 
   
  今年から垂水市が加わり、6市20地区、約400軒にも広がり、
  更に、加盟を希望されている2市町あり、「南薩自然学校」から
  「薩摩半島自然学校」にと名称も変更しました。

   2010年に「薩摩半島自然学校」でお迎えしました学校とこれか
  ら来鹿される学校の一覧は下記の通り、宿泊で滞在される人数を含
  めて、延べ受入人数では25校6,341人(随行者405人)、
  日帰りで農林漁業体験のご利用は4校387人(随行者26人)、
  合計で7,159人ものご利用となりました。

   今では、前後泊のホテル・旅館の宿泊、交通費、おみやげ代を含
  めた鹿児島県内だけの経済効果は少なくとも、推計で1億8千万円
  にもおよぶものとみられ、一大プロジェクトとなっております。

   2011年も10月28日現在で33校4,100人のご予約とな
  っております。

 
資料1 2010年 「薩摩半島自然学校」受入校一覧
 宿泊
ご利用日 泊数 学校名

生徒

延べ数

随行
員数
3/5 神奈川県立逗子開成高等学校 64 3
4/212 大阪教育大学附属池田中学校 160 10
5/8 神戸市立押部谷中学校 136 10
5/11 高砂市立宝殿中学校 244 16
5/13 奈良県生駒市立大瀬中学校 167 10
5/13 伊丹市立西中学校 189 14
5/19 加古川市立神吉中学校 282 18
5/26 松原市立松原第六中学校 135 10
6/3 兵庫県上郡町立上郡中学校 165 12
6/3 加古川市立山手中学校 174 15
6/22 大阪府立福泉高等学校 290 16
6/30 佐世保市立旭中学校 58 6
7/1 神奈川県立逗子開成高等学校 62 3
7/2527 2泊 京都教育大学附属高等学校 480 24
10/12 大阪府立金剛高等学校 280 13
10/1415 2泊 埼玉県立飯能高等学校 440 30
10/20 奈良県立平城高等学校 402 20
10/27 松浦市立志佐中学校 93 7
11/23 2泊 滋賀県立彦根西高等学校 340 30
11/10 広島市立長束中学校 130 10
11/2829 埼玉県立鳩ヶ谷高等学校 476 28
12/2 広島県立城山中学校 70 6
12/23 2泊 埼玉県立川口東高等学校 544 38
12/79 2泊 京都市立四条中学校 240 20
12/1516 2泊 浦和第一女子高等学校 720 36
25校 合計 6341 405
 日帰り
2/17 広島市立段原中学 129 9
9/16 春日南中学校 148 7
9/17 筑紫野市立天拝中学校 30 3
10/28 兵庫県立神崎高等学校 80 7
4校 合計 387 26
  2.民泊受入に当たって心配なこと

   受入家庭で心配するのは安心・安全・快適に過ごしてもらうこ
   とですが・・。

    何らかのアレルギー症状がある生徒さんたちは何と、クラス
   の半数以上です。

    いつ発症するか分からない症状をお持ちの生徒さんが多く、
   近隣の病院と事前に連絡を取り、緊急時の対応などを協議する
   機会も増えております。

   1)こんなアレルギー・特殊な疾病があります。
   (1) 食物アレルギー
      一般的に言われる、そば、青魚に限らず、肉、フルー
      ツ類、豆腐、卵、牛乳、豆乳、筍、ほうれん草、長芋、
      醤油、米、等様々です。
   (2) 犬・猫・動物・鳥アレルギー
     「薩摩半島自然学校」では、受入側リストを出すときに
      は、各家庭の動物の有無を付記しています。
   (3) その他アレルギー
      花粉症から始まり、雑草、ダニ・ハウスダスト、稲、
   (4) 病気・疾病・その他
      夜尿症、自閉症、心臓疾患、血液がRHマイナス

  2)食中毒
    十二分に食材の管理には注意をはらっていても、食材によ
    っては体調が悪いとあたってしまう可能性があります。
     特に、鹿児島名産の地鶏の刺身を一時献立として出して
    家庭もありましたが、調理したものを提供するように変更
          し、他の刺身も極力控えてもらうように、年2回の講習会
          などの機会に注意を喚起しています。


 3.目指すのは「第二の故郷」に
   
   受入家庭が目指すのは、ありのままの家庭で過ごしてもらいな
   がら、一緒に家業の体験を通して、各家庭の温もりにふれ、た 
   った2日から3日間ながら、喜んで、笑顔ですばらしい思い出
   をいっぱい残して、我が子の旅立ちと同じ想いで見送り、また、
   再び第二の故郷として訪れて欲しいという願いです。

    そのためには、学校・生徒様のご希望を極力添えるように努力
   することと、常々初心に帰り、「絶対喜んで、満足され、笑顔で
   お帰えりいただくのだと」という気持を持ちを持ち続ける覚悟が
   大切です。


    夢夢、民宿と同様な売上を求める「ビジネス感覚」になってはならない
    ことを肝に命じておかなければなりません。

 ◎ 民泊の受入人数が驚異的
 
  沖縄県 I島 
   沖縄本島からフェリーでわずか30分。人口が4954人の島。
   受け入れを始めて5年目、150軒の民家で年間120校
   2万4000人を迎えています。総収入が2億円とのこと。

   年間1軒当たり受入人数は160人。1軒の定員が4人の場合
   40回、5人の場合なら30回以上、すなわち、修学旅行のシ
   ーズンが5月GW明けから6月中、10月から12月上旬まで
   の延べ約125日間ですので、3日か4日おきに受入をしてい
   る計算となります。  

   その間の家業が心配となるくらい、一般民宿もかなわない驚異
   的な受入人数となっています。

    一部の旅行会社営業マンからは、体験が集団で行われるプロ
   グラムが多く、対応が不十分、ふれあいの度合いが少ないなど
   との声があがっています。
 
 
 参考資料 2
 民泊で修学旅行の受入をしている全国の主な地区一覧

 

一部では、民宿を民泊と打ち出している地区もあり、純粋な意味で
農林漁家へホームステイをする「民泊」と混同されている地区が多
々あります。

◎ 北海道豊浦町
  http://www.shizentaiken.com/kodomopuro.html

◎ 北海道美唄
  http://www.pipaoi.jp/specialedition/noukaminpaku/

◎ 北海道浦幌町・本部町・足寄町
  事務局 0156225213へ。(小林基秀)

◎ 青森県南部町  一般もOK
  
http://www.nanbu.net.pref.aomori.jp/tassya-mura/ 

◎ 青森県弘前市  弘前里山ツーリズム研究会
  http://hirosakist.exblog.jp/  

◎ 秋田県美郷町
    http://kouryu-kyoju.net/shiryou/download

◎ 岩手県遠野市  http://gazoo.com/g-blog/TOONO_MURA001/204801/Article.aspx

◎ 岩手県大船渡
  http://www.ibc.co.jp/jajajafri/sanrikukesen/?itemid=9170#more

◎ 岩手県久慈市
  http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=28881

◎ 新潟県胎内市
  http://mottotainai.seesaa.net/

◎ 新潟県阿賀町
  http://www.okuaga.jp/mainFrame.html

◎ 福島県只見町
  http://www.tif.ne.jp/jp/ati/ati_disp.php?id=5554

◎ 長野市大岡
  http://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/kodomo/pdf/

◎ 長野県飯田市   南信州観光公社
  http://www.mstb.jp/     

◎ 滋賀県日野町
    http://extensive.exblog.jp/

◎ 和歌山県すさみ町
  http://www.aikis.or.jp/~susami-k/

◎ 和歌山県串本町
  http://www.guide-kushimoto.jp/

◎ 徳島県三好市
     http://www.city.tokushima-miyoshi.lg.jp/

    
ezs/dwn.asp?id=2525&num=6&src=pub

◎ 徳島県美波町
     http://www.town.minami.tokushima.jp/

◎ 島根県邑南町
  http://ohchigun.blog26.fc2.com/blog-entry-1.html

◎ 佐賀県鹿島市
     http://www.city.kashima.saga.jp/kankou/index.html

◎ 佐賀県唐津市   唐津よかばい旅倶楽部
  http://www.yokabai-tabiclub.jp/ata.html

◎ 長崎県小値賀島
  http://ojikajima.jp/page_minpaku.html

◎ 長崎県松浦市   まつうら党交流公社
  http://www.honmono-taiken.jp/

◎ 長崎県五島市      検討中
     http://www.gotokoyo.jp/seminar/index.cgi?mode=view&no=5 

◎ 熊本県苓北市
     http://kankou.reihoku-kumamoto.jp/topics_detail.php?id=k60

◎ 熊本県山江村
     http://www.vill.yamae.lg.jp/
         userimage/5/2010yamaemuraminpakupanf.pdf

◎ 熊本県八代郡   立神里山保全隊
  
http://tategami-satoyama.com/minpaku.html 

◎ 宮崎県小林市
     http://kitakirishima.com/index.php/2010-02-15-07-47-22

◎ 宮崎県高千穂町
  http://www.takachihonosato.jp/

◎ 鹿児島県与論島
  http://www.yorontou.info/modules/tinyd17/

◎ 鹿児島県南さつま市・枕崎市・南九州市・日置市
  
・薩摩川内市・鹿児島市

  http://www.honobono-taiken.net

■沖縄県の民泊受入地区 

◎ 読谷村
   http://www.yomi-kan.jp/site1/minpaku.html

◎ 伊江島
     http://www.iejima.org/ieson/index.php?oid
                    =116&dtype=1000&pid=74

◎ 南城市
   http://udui.net/minnpaku.htm

◎ 東村
   http://higashi-vill.jp/

◎ 国頭村  
      http://kijimunaa.cocolog-nifty.com/
             yuntaku/2010/06/post-7b8b.html

◎ 伊是名島
     http://www.shokokai.or.jp/47/4736010001/index.htm

◎ 石垣島八重山
   http://www.yaeyama.or.jp/syuuryo/

◎ 宮古島
   http://sarukano-kai.cocolog-nifty.com/blog/  

  2009年 22校 5,500人(延べ7,000人)

  2010年 27校 9500人


 
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