●面積 38.61ku
●人口 世帯数2,027世帯(総人口 4,726人)
●町制施行 昭和30年11月1日
●町花 ツワブキ
●町木 クロガネモチ
薩摩半島の西南端、黒潮が岸辺を洗う坊津町は、むかし唐の港と
呼ばれ、伊勢の安濃津、筑前の博多津とともに日本三津とうたわ
れました。
海に迫る山岳が多く、52kmに及ぶ起伏の多い海岸線は、リア
ス式美観がひらけ、まるで唐画を見るように松の緑がしたたり、
風変わりな岩礁が点在しています。
●遣唐使船グラスボート(風車村)
昔、遣唐使船の寄港地だった坊津。遣唐使船を模したグラスボ
ートは、美しい海辺を遊覧し、船底からサンゴや魚たちを鑑賞
できます。
●坊浦
遣唐使の往来にはじまり、南方貿易の拠港として繁栄を誇った
港で、海岸には安藤広重が浮世絵の画題とした双剣石などの奇
岩が点在しています。
●秋目浦
沖にピロー島の浮かぶ小さな湾。天平の昔、唐の高僧鑑真大和
上人が苦難の末、渡日の一歩をしめしたところで、小高い丘の
上には記念遊園地があります。
秋目浦は、日英合作映画“007”のロケ地にもなりました。
●鑑真記念館
秋目浦を見渡すように立っている鑑頁記念館は、日本文化に大感
化をなした唐の高僧鑑真大和上の坊津上陸を記念して建てられま
した鑑真の偉大な功績と事業、その生涯を、パネルやジオラマで
詳しく知ることができます。
●地場産品
新鮮な海の幸はもちろん、発祥地でもあるポンカン、ニンジン
やソラマメなどの農産物、味噌やめんつゆなどがあります。
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