【山形県戸沢村モニターツアーの実施に向けて】
                      ツアー行程案内&イメージ写真
 ◇ 戸沢村とは

  山形県戸沢村は山形県の北部・最上地方にあり、東西約18km、南北23km、面積は
  261.25ku、標高30m〜500mの高原地帯にあり山形新幹線の終着新庄駅より県
  道47号線で18q、車で葯40分に位置しています。新庄市、大蔵村、鮭川村、庄内地
  方の立川町、松山町に隣接し、世帯数1437戸、人口5305人、山林原野が83.3%
  の緑豊かな村です。

  「五月雨をあつめて早し最上川」と松尾芭蕉の奥の細道に詠われているたゆとう最上
  川が村のほぼ中央を東西に流れ、川沿いの四季の移ろいに彩りを添えています。

 ◇ モニターツアーの準備開始

    その戸沢村を舞台にJR東日本「大人の休日に」掲載する、モニターツアーの構想が
    立ち上がり、実現に向けて準備が始まりました

 ◇ 戸沢村の魅力は
 
    先ずは、何と言っても、戸沢村というより山形県を代表する観光スポットが、勇壮な
  「最上川の舟下り」です。

  では、他に自慢できるような魅力的なもの何か?

  というと、すぐ思い浮かぶものはありません。

  でも、あるんです。
  それは、温もりいっぱいの戸沢村の人たちと里山の幸です。

  タイトルは「秋の最上・戸沢村温もりの旅」

 ◇ 宿泊は民宿(民泊)
 
   渡部(わたなべ)村長が要望されたことは、戸沢村内の民宿 (民泊)
   を利用してもらいたいとのことです。

   戸沢村には宿泊施設が無いこともあり数年前より、民泊の取り組みを
   始め、既に、年4〜8校の仙台地区を中心として小中学生の受入をして
   います。

   旅行商品としの民宿の評価は低いというよりも、余程の理由が無い限り、
   行程に組み込まれることはほとんどありません。



渡部村長
 
  ▽ 民宿が敬遠される理由は?

   多くの民宿は
   (1) 施設・設備のメンテが行き届いていない。
      @ メンテ費用としての設備投資が出来ない。
      A 古いのと汚いとの区別が出来ていない。
      B 今時、まだ、コイン式のテレビ、クーラーを使用している。
   (2) 食事内容が地産地消どころか、特色が無い。
   (3) サービスが丁寧どころか「ここは民宿なんだから」
      と、自己流の解釈で中途半端。
   (4) 宿泊料金が近隣の国際観光旅館連盟クラスの格安プランより高い。

    「お客様に喜んでお帰り頂くのだ」という意識をお持ちの施設は少なく、また、自前
   でホームページを持っている施設となると3分の1以下で、侍してお客様から声が
   かかるのを待つという営業で、顧客の目にふれる努力はほとんど無く、当然、敬遠
   されがちの要因になっています。

 ▽ 農林漁家民宿の登場

     グリーンツーリズムの推進を目的として、農林漁家限定ながら、民宿開業に際し
   て、1994年(平成6年)に「農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進
   に関する法律」(略称「農山漁村余暇法」)が制定され、幾つかの項目が規制緩和
   の対象となり、いわゆる農林漁家民宿が比較的容易に開業しやすくなりました。

   参考:農山漁村余暇法の概要(PDF:179KB)

 ◇ 戸沢村で農林漁家民宿の登録が

   戸沢村もこの法律と山形県の民宿開業の指導要綱を元に、一部台所のシンクを3
  漕にする改良などの対応が必要でしたが、それ以上の投資をすることなく6軒の農家
  が「農家民宿」として登録されました。

  民宿と言うより、建物は民家で「民泊」という表現がぴったりです。

 ◇ 戸沢村民宿の代表者阿部さと子さん宅 「阿部民宿」を訪問

   戸沢村民宿関連の責任者の阿部さと子さんのお宅を拝見。

   田んぼが広がる村道を挟んで、木立の間の斜面に悠然と立派な建物。
   ゆるやかな勾配を100mほど上がったところに前庭が広がる母屋が阿部さんの
   家に着く。

    玄関を入ると15畳くらいの居間、その奥はふすまが開け放たれた10畳の客間
   が2間。

   その奥に廊下が続く。
   廊下越しに、畑が目にはいる。
   絶滅しそうな山菜を育てているとか。

   想像していた家より、立派で広い。
   そして、突然訪問したのに関わらずきれいに掃除がされていた。

   これなら合格だ。心配は無い。

   お家を拝見してすぐ帰る積もりでしたが、阿部さんがお茶菓子の替わりだと言い、
   餅を小さく切って揚げた揚げ餅を出してくれました。塩味が効き、さくさく。

   子供の頃を思い出され、懐かしさと一緒に味わいました。

   その後、サプライズが待っていました。

   揚げ餅に続き
   「とっておきのワラビの一本漬けがあるので是非、召し上がっていってください}
   とのお言葉に甘えて、ワラビを頂くことにしました。
 
   日頃、ワラビを食べている人でもめったに口にできない、ワラビの一本漬けが
   ど〜んと出てきたのにはびっくり。

    その長さと見栄えに、「スゴーイ」といっせいに感嘆の声。
 
   また、その味は、塩抜きがほどよくされ、塩味は控えめ、隠し味の唐辛子の辛み
   と生姜の味がしみこみ、適度のシャキシャキ感があり最高の食感でした。

   お客様に喜んで頂きたいとの一心の逸品、心と味が浸みました。

   こんな山里の温もりと味にふれられるお客様は幸せです。

 ◇ モニターツアーの内容
  ◎ 夕食は地産地消料理で交流会

     民宿の女将さん達が腕によりをかけて、地元の素材で作った地元料理を味わ
     いつつ、お客様と地元の方々との交流を深める交流会が予定されています。

   ◎ 昼食は芋煮会
    
     2日目の昼食は、畑で朝取りした里芋、野菜や周辺の里山を散策しながら採
     ったきのこなどを材料として、山形県の中でも地区により醤油仕立てと味噌仕
     立て、また豚肉入りと、牛 肉入りと、味と材料が異なる、2種類の芋煮鍋作り
     を地元のお母さん方の指導で挑戦。

     そしして、両方の山形ならではの芋煮鍋の味を堪能して頂く予定です。
   ◎ 更なる魅力
    
     更に、1泊2日の行程の中には、舟下りの他に、戸沢村産のそば粉でのそば
     打ち体験、戸沢村にある温泉施設「ぽんぽ館」入浴、ぶなの苗木の植栽体験、
     お帰りの際には最上でしか買えない産物が並んでいる産直所に立ち寄り、と
     っておきのお土産のショッピングをお楽しみ頂く予定にしております。

 ◇ モニターツアー参加者募集のご案内
    そして、今回はモニターツアーですので、最上地域雇用創造推進協議会 MM
    ステーションのご支援を頂き、「大人の休日」でのツアーの販売料金も格安料金
    を予定しています。

    このモニターツアーの販売開始は8月25日配布の「大人の休日」に掲載され、
    催行日はまさに、秋まっただ中、10月中旬を予定しています。

    「ジパング倶楽部」に加入されている皆様はご期待ください。

 ◇ 新たな旅行商品のステップに

    このツアーの結果を見極め、東京発着のツアーの設定と共に、宮城県内、山形
    県内のツアーの設定をする予定です。


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   有限会社LSプランニング 代表 長坂克巳

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